地域にねざす設計舎
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グループホーム「花しょうぶ」
小規模多機能型居宅介護施設「なごみ」
認知症高齢者グループホームに、小規模多機能型居宅介護施設を併設した建物です。地域の組合員・職員の皆さんで構成された建設委員会に、私たち設計者も参加し、1年間の議論を重ねてきました。2度の建設総会も開かれ、「地域の皆さんの想いを形に」とつくりあげました。
気のぬくもりの感じられる「家」にこだわった木造の耐火建築物です。
物件データ
竣工時期 平成24年4月
工事概要 新築
施設概要 1、2階:認知症高齢者グループホーム
3階 :小規模多機能型居宅介護施設
所在地 大阪市旭区
建て主 生活協同組合ヘルスコープおおさか
1階床面積 198.73㎡
2階床面積 198.73㎡
3階床面積 172.16㎡
延べ面積 569.62㎡
構造 木造一部鉄骨造3階建て(耐火建築物)
設計担当 光田・宮田
施工 株式会社 鍛冶田建設工務
□木造耐火建築物です□
平成18年10月2日付で、(社)日本木造住宅産業協会が建築基準法第2条第7号ならびに同法施行令第107条の規定に基づく耐火建築物の国土交通大臣認定を取得しました。
これにより、以下のような条件でも木造軸組み工法による1時間耐火建築物(屋根・階段は30分)の建設が可能になりました。
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防火地域において100㎡を超え、または階数が3以上の建築物 (法第61条)
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準防火地域において1,500㎡を超え、または近いを除く階数が4以上の建築物(法第62条)
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建築基準法以外の法規により耐火建築物の規制がかかる 老人施設や保育園等
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高さが13m又は軒高さが9mを超える地階を除く階数が 4以上の建築物(法第21条)
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3階建て以上の特殊建築物(法第27条)
上棟の様子。
建物の形が現れてきています。上棟式にはたくさんの組合員さんが参加されました。
3階機能訓練スペースは、斜め天井として広がりのある空間としました。宿泊室とつなげて広々と使えます。
グループホームの食堂・居間。家の中心となる部屋です。入居者さんそれぞれの部屋がここから見守れます。
玄関床はテラコッタタイルを使用することで温かい雰囲気になりました。
1,2階居室と3階宿泊室は、馴染みのある畳敷きとしました。
浴室は広すぎず、狭すぎず。「家」のスケールを残しつつ、二方介助が可能な広さとしました。