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美山やすらぎホーム
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美山やすらぎホーム

 

 美山やすらぎホームは特別養護老人ホームをはじめ、短期入所施設やデイサービス、ケアハウスと、美山の地で20年に渡り地域のニーズに応えられてきました。美山町では高齢化率の増加や認知症の方の増加が顕著となってきていますが、今回はこれらの施設に増築する形で、新たに認知症高齢者グループホームを建設されました。

 認知症の方にとって、環境の変化は心身にとても大きなストレスを与えますが、今回の計画では住み慣れた環境に近い空間づくりをし、9人という大所帯での生活の中でも落ち着ける小さな空間をつくる等の配慮を行いました。個々の部屋には特徴を持たせることで、「自分の部屋」「自分の家」と愛着を持って認識してもらえるように工夫をしました。みんなで集える空間とそれぞれの時間を大切にできる空間を織り交ぜ、これからの時間を穏やかに生活できる家を目指しました。

               物件データ             

 竣工時期

 工事概要

 施設概要

 所在地 

 建て主 

 増築床面積

 既存床面積 

 延べ面積 

 構造   

 設計担当

 施工

平成27年3月

増築

認知症高齢者グループホーム

京都府南丹市美山町

​社会福祉法人 北桑会

  332.47㎡

3,138.05㎡

3,470.52㎡

木造平屋建(既存:鉄骨造平屋建)

蔵田・岡村

​株式会社 大安組

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居間

​みんなの憩いの場となる居間は、明るく広々とした空間となるように、天井は梁や束が見える勾配天井とし、南側には美山の山々が眺められる大きな窓を設けました。また、外部に設けたデッキテラスは、居間と一体で利用できるようにバリアフリーで繋げています。

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グループホーム外観

​周囲には美山の山並みが広がり、春は桜、秋は紅葉が楽しめます。冬の積雪に備え、基礎は1mまで立ち上げています。外壁の色は既存の建物に合わせ、全体的に統一感を持たせました。

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個室

​正面の壁紙をすべて異なる色やデザインとし、建具もグループごとに変化を持たせることで、「自分の部屋」を認識しやすい工夫をしました。

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談話コーナー

​各グループごとに談話コーナーを設けることで、9人での共同生活の中でもほっと一息つける場所ができました。

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