top of page
地域にねざす設計舎
TAPROOT
助産師会館
京都府助産師会館
助産師会館の建設委員の方々とともに、何度もワークショップを重ねてつくりあげました。
生まれて間もない赤ちゃん連れのお母さんが利用する建物ということで、使用する材料は本物の材料、自然の材料、体にいい材料を選びました。桧の無垢材を用いた柱、松の梁、玄関の吹抜けには丸太を使用しました。松の無垢のフローリングは、足触りがとても暖かで、時とともにしっくりと馴染んで味わいが出てきます。
物件データ
竣工時期 平成22年11月
工事概要 新築
施設概要 助産師会館
所在地 京都市中京区
建て主 社団法人京都府助産師会館
1階床面積 82.62㎡
2階床面積 64.40㎡
延べ面積 147.02㎡
構造 木造2階建て
設計担当 吉田・丹原
施工 株式会社 田中建設工務
玄関の上部には助産師会のトレードマークを設けました。ステンドグラスになっており、玄関ホールに光が差し込みます。
玄関ホールは、ベビーカーでも動きやすく、赤ちゃん連れでも出入しやすいようにゆったりと取っています。
1階の研修室では、研修のほかにベビーマッサージや子育て講座などさまざまな教室が開かれます。
2階のホール。ちょっとした話し合いなどはこのコーナーで行われます。
落ち着いて過ごせる畳の部屋。母乳相談や育児相談の場所になります。
壁一面に収納が設けられた2階研修室。屋外階段のあるバルコニーには、この研修室から出ることができます。
2階の建具は引き込める引き戸です。全て開け放せば、3室のつながった広い空間としての利用が可能です。
旧会館大広間の松の天井材を使用した表札です。この材は、京都御所から貰い受けたと言われています。
bottom of page