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T邸改修

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T邸改修工事

 

 建て主ご夫婦が、ご高齢のお母様とともに暮らすためにご購入した、築26年の木造住宅の改修です。将来の介護に備えながらも、当面は自立した生活を送ることができるように配慮した住まいとなりました。

 調査の結果、既存建物の耐震性が十分でないこと明らかとなり、耐震補強も同時に行うことができるように間取りを計画しました。

 新しく作り直した外壁は建て主さんのご希望で、モルタル、リシンで仕上げるとともに庇や雨戸などを設けることで、周囲の街並みに馴染む外観としました。

        物件データ       

 竣工時期   平成24年8月

 工事概要   改修工事

 施設概要   住宅

 構造     木造2階建て

 設計担当   吉田・槇谷

 施工     株式会社 田中建設工務

リビング・ダイニング

玄関方向の眺め。床は杉板、壁は珪藻土塗としました。

母寝室

ミニキッチンと洗面化粧台を設け、将来の介護に備えています。

夫婦寝室

既存2階の間仕切りを撤去し、12帖の広い寝室としました。壁面収納は既存のものを活用しています。

構造補強のポイント

①既設の耐力壁の補強

柱及び筋交いの端部をそれぞれ金物で補強しました。

 

②耐力壁の新設

プランに合わせ各方向に新しく耐力壁を設けました。

 

③柱と土台、基礎を金物で緊結し、地震時の激しい揺れの際に建物が引き抜けないようにしました。

既設耐力壁(補強済)

中庭に面した明るい洗面所

床は竹フローリングを用いています。

新設耐力壁

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