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おんまえどおり
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地域密着ケアセンター

「おんまえどおり

 

 京都の街中に建つ地域密着型特養のモデルとなる様な施設を。との思いも込めて始まった計画です。

 敷地は典型的な京都の敷地を大きくした様な、間口13m×奥行66m程度のまさに“うなぎの寝床”の奥に細長い形をしています。通常、地域密着型特養は10名×2ユニット・9名×1ユニットの29名で構成されますが、まとまった広い土地が少ない京都の街中では厳しく、法人と私たち設計者が一丸となって可能なプランを模索し、京都市の担当者と協議を重ねることで京都の街中モデルの11名×1ユニット、12名×1ユニットの22名の地域密着型特養が可能となりました。

今回の計画は、元々は地域に親しまれた診療所兼住宅の建っていた土地を寄付していただき実現したものです。当時の面影をちらほらと残すちょっとした遊び心のある建物が完成しました。地域交流スペースや建物前の空き地を地蔵盆やイベントでも活用していただく等、今後は従前の様に地域に親しまれる場所としてにぎわうことと思います。

               物件データ             

 竣工時期

 工事概要

 施設概

 所在地 

 建て主 

 1階床面積

 2階床面積

 3階床面積 

 延べ面積 

 

 構造   

 設計担当

 施工

平成31年3月

新築

1階:地域密着型特養(1ユニット・11名)

   小規模多機能居宅介護事業所(通い18名・宿泊1室)

2階:地域密着型特養(1ユニット12名)

   小規模多機能居宅介護事業所(宿泊5室)

3階:有料老人ホーム(11室)・地域交流スペース他

京都市上京区

社会福祉法人リガーレ暮らしの架け橋

  508.41㎡

  508.41㎡

  470.47㎡

1,533.49㎡

(地下機械室46.20㎡含む)

鉄骨造3階建て(耐火建築物)

蔵田・岡村

株式会社長村組

写真①小規模多機能 居間・食堂1.jpg

小規模多機能 居間・食堂

​部屋の一角に、扉で間仕切る小部屋があります。夜間には宿泊者、日中は静養やほっこり集える場所となります。

写真②特養 共同生活室1.jpg

特養 共同生活室

​特養内は居室・共同生活室・廊下とも全て転倒しても怪我のリスクが小さい畳敷です。1階の窓の外には元々この敷地にあった灯篭が設えられたちょっとしたお庭があります。

写真⑤特養 玄関前1.jpg

特養 玄関前

​玄関前のホールでは、入居者の方の作品展なども行われています。

写真③居室1.jpg

居室

各居室​は洗面・トイレ付の和室です。個室の小さなトイレですが、介助が無理なく行えるように2方が開放できるように工夫しています。

写真④有料老人ホーム 居間・食堂1.jpg

有料老人ホーム 居室・食堂

​一角にはキッチンや食堂があり、自分で料理を行う方はこちらで食事をされます。1階の小規模多機能に通われる方も多くいます。

写真⑥地域交流スペース1.jpg

地域交流スペース

​法人内の会議の他、地域の方も利用できるスペースとなっています。

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